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もう後がない、とは思わない

不妊治療中の身の上を、自己を顧みるため、および、黒い気持ちを整理するため…とかなんとかいいながら、たぶん日常的なくだらぬこともつらつら書いていこうと試みる次第

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先日、以前から友人と約束していた某ミュージシャンのライブへ行ってきた。

その際に
「お金がなくて…」
という話になったことと併せて
「今は仕事をしていない」という話にもなり
「パートとかしたら?」
と言われてしまった。

なんとなくその場は「まぁ、そのうちー」なんてごまかしたのだが、
普通に考えたら「金はないのに時間があるなら働けよ」と思うのは当然だろう。
私もそう思う…。
その場で
「いやー、実は赤ちゃんが欲しくて、ちょっと頑張ってる最中なんですよー」
とか軽い感じで言えればよかったのだろうか。
でも、人によっては
「仕事してたって不妊治療はできるもんでしょ?」
とか言われかねない可能性もあるな、と思うと
あまり色々な人にカミングアウトしようという気にはならない。

不妊治療に限った話ではないのだが
個人的な悩みを友達に深刻なタッチで相談するということがない。
若い時は若干深刻ぶって恋愛相談なんかをしたものだけれども
今は
「結局は自分がしたいようにするしかないし、なるようにしかならない」
と思って、
「まぁどうしよっかなぁなんて思ってんだよねー」
位の軽い感じで報告めいた話をするレベルだ。
自分が向き合った問題に関して、相手がその経験者であれば
「あなたの時はどうでしたか?」と経験談を聞くことはあるかもしれない。

結局、自分の悩みは自分だけの物なんだろう。

そう思うと、逆もまたしかり。
友人からの深刻な相談、というのも最近はめっきり減った。
(私の人徳がない…という可能性はいったんおいておくことにする)
昔は友人の最大の関心事がなんなのか、悩みはあるのか、手に取るようにわかったのに。
SNSとかで近況は詳しく知っていても
心の奥底のことはまったく把握できなくなってしまった。

そんな状況を少しさびしいなんて思いつつ、
お互い大人になってしまったのね、とも感じる。

友人の悩みも友人だけの物なんだろう。

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1979年(昭和54年)生まれ
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東京都
家族:夫(4つ上)
仕事:なし・たまに家業手伝い
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