もう後がない、とは思わない
不妊治療中の身の上を、自己を顧みるため、および、黒い気持ちを整理するため…とかなんとかいいながら、たぶん日常的なくだらぬこともつらつら書いていこうと試みる次第
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採卵日だった。
来院時はいつも時間をメモしていたけれど
今回は結構舞い上がっていたので、メモし忘れてて正確な時間がわからない…。
7時25分 KLC到着。
例によって行列しているが、さすが平日はいくらか空いている。
7時45分 受付完了。
自動受付機ではなくIVR受付(有人)
私は8階リラックスルーム、夫は9階待合へ行くように指示。
9時00分 採卵終了。9階へ移動。夫と合流。
10時00分 培養士さんとのお話。5階へ移動。
10時30分 診察室で医師とのお話。
お会計まで終了が11時15分くらいか???
トータルで4時間行かないくらい。
リラックスルームは、カーテンで仕切られた部屋がいくつもあって
ベッドとロッカーだけある。
そこで手術医に着替え(ブラジャーやキャミソールは着ていても可だがパンツは脱ぐ)。
シャワーキャップみたいな帽子もある。
ちょうど着替えている時に、外で看護師さんと別の方の話声が聞こえてきて
髪が長い方なのに、髪ゴムを持ってきていないとのことだった。
基本的に、髪ゴムの用意はないので、それは自前で用意する必要があるのだ。
私はショートなので関係なし。
手術直前にトイレを済ませるように指示があって
カーテンの小部屋から出て手術室前へ移動。
時計がないので手術室前で何分くらい待っていたかわからないけど
ものすごーく長く感じて、ため息ばかり出た。
前の方が出ていらして自分の番になると
もうあっという間の物事が進んでいく。
後にも待っている人がたくさんいるのだから当然と言えば当然だけど
「無麻酔だから痛いんだろうなぁ」
とかおびえている暇はない。
手術をしてくださる先生の顔も名前もわからないし
「よろしく」とかそういう挨拶の一言もない。
手術台に座ってすぐに膣内を消毒。
そして「ちょっとちくっとしますよー」っと速攻で刺される。
エコー画面が顔の横にあるのでそれを見ていると
卵胞が小さくなっていくさまが見えた。
あっという間だった。
確かに無麻酔採卵は痛かったのだけど
普段の生理痛とかOPPのおなか痛いのとかのがよっぽど痛い。
きっと、これが高刺激でいくつも採卵する…とかになると話は別なんだろうけど…。
その後、再びカーテンの小部屋に戻ってベッドに横になって安静。
途中看護師さんがやってきて
採卵数や注意事項が書かれた紙と感染症予防のための薬を持ってきた。
またしばらく時間を空けて看護師さんに声をかけられてトイレへ。
膣内に止血止めのガーゼが2枚入っているのでそれを取り出す。
思いのほか「ギュッ」と詰まっていたのかスルッとは出てこなかった…。
卵は1個、取れた。
培養士さんから、夫の精液も正常範囲内という説明も受け
「おそらく振りかけ式になる」とのこと。
もし、遠心機に掛けた結果、あまりいい精子が残らなかった場合は
顕微授精になるとのことで、それは培養士さんの判断にお任せすることになる。
明日の14時に受精確認の電話をすることになった。
医師からの説明(今回は男性)では、明日受精確認できたら
もう明後日には移植!ということだった。
あぁ、なんてスピーディー…。
余りにサクサクで、なんだか現実感が乏しい。
とかなんとか言いながらお会計の金額を見たら
否応なく現実を直視させられた。
採卵のための消耗品代 40000円
採卵・精子調整~媒精 222786円
うひょー。
夫とともに、「これっきりで終わりますように」と祈りながらお支払した。
なんとか第一関門突破した。
明日、ちゃんと受精してくれていますように!
これまた祈りながら、今日は眠りにつくことにする。
早起きだった夫は、今大きないびきをかいて、寝ている。
安堵しているのだった。
B型
東京都
家族:夫(4つ上)
仕事:なし・たまに家業手伝い