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もう後がない、とは思わない

不妊治療中の身の上を、自己を顧みるため、および、黒い気持ちを整理するため…とかなんとかいいながら、たぶん日常的なくだらぬこともつらつら書いていこうと試みる次第

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台風一過で、今日は気持ちのいい一日だった。
雲もなく、風はさわやか。
そんな中、我が家は若干の暗雲。

まずは夫。

先日から「足が痛い」と言い出した。
ちょっと腫れてきてもいる。
夫の自己診断的には「痛風」とのこと。
今日、夫は病院に行って採血をして、
かつ、炎症を抑える飲み薬や湿布をもらって帰ってきた。
採血の結果は明日出るとのことで、
それによって、本当に痛風なのかどうかが判明するらしいが…。
夫は酒をよく飲むので、もし痛風なのであれば原因は明らか。

「プリン体ゼロのビールもあるじゃん」

と言ったら

「発泡酒や第3のビールを飲むくらいなら、ビールは飲まない」

と言っていた。
本当に痛風だったら酒だけでなく食べ物にも気を使わないといけないし。
いずれにしても大したことがないといいのだが…。

そして私。

昨日、なんかリンパが腫れてる気がするなぁ、痛いなぁと思って
顎から首筋あたりを撫でていた時に、それを見つけた。
右のエラから、ちょっと顎の方によったあたりにシコリがある。
口の中から舌でいじってみても、確認できない。
でも外から触ると確実になんかある。

えぇぇぇぇ…。

また医者にかからねばならないと思ってテンションが下がる。
とは言え、何か悪いものだったら怖いので
昨日の今日でさっそく、地元にある形成外科に行ってきた。

医師がシコリを確認するのに、何度も何度もグリグリ触るので
痛いやら、「何やってんだ」みたいな気持ちになるやら、
なんだか妙に笑いがこみあげてきて、それをこらえるために涙目になった。

結論から言えば、その医師には「判断できない」ということだった。

「こういったものの場合、良性である場合が多いが、
 とってみないとわからない。
 取るというには手術になるけれども、
 まずは『これがなんなのか』当たりをつけるために
 MRIやCTを取る必要があります」

それと、今自分が服用している薬の説明をする必要があったので
不妊治療中であることを告げる。

「病院からX線とか取らないようにとか制限とかありますか?」

ないです、と言う訳で、
MRIやCTのため、近所の大学病院の紹介状を書いてもらうことになった。
人生で2度目の紹介状(1度目は伊藤病院)。

まずいのは日時指定があること。
20日月曜日の10時に、ということだった。
今度の17日に卵胞チェックがあって、それで採卵日が決まる。
20日に重なったら困るなぁ…。
まだ20日に採卵と決まった訳ではないけれど、
前回の採卵が大体それくらいだったから、
今回もそうなる可能性が当然ゼロではない。
もし、そうなったら、なんとか前か後ろにずらせないか相談する必要がある。
最優先事項は不妊治療、と思ってはいたけれど、
このように、「良性か悪性か何だかわからないもの」の発生で
自分の健康が脅かされる可能性を考えたら、
まずはこのシコリの正体を明らかにする必要があると考える。

「いきなり、取る、ということはないと思いますが、まずは当たりをつけないとね。
 それで、今後、妊娠・出産と言うことになった場合には
 また状況は変わってくるだろうから、
 そうなったらまた『取れる時に取る』ってことになると思いますけどね」

とも言われた。

今のところは、全て同時進行で進められればいいなと思っているけど
こればっかりはどうなるかわからなくなってきた。
夫とも相談してみても答えは出ないし。
まずは金曜日、卵胞チェックに行ってみて、
採卵日が決まるかどうか。
それによって、今回、採卵できるのか、
それともシコリの治療を優先して今回は採卵は見送るのか。

健康って尊いなぁ…。

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5時に起きた。
その甲斐あって7時ころには現場…もといKLC到着。
4階のフロアはさすがに人がいっぱいだったが
階段を半階だけ下がった踊り場のところに並ぶことができて
これまでで一番の早さである。
しかも土曜日で、である。

スマホでゲームなどして時間をつぶしているうちに受付開始。

今回受付は7時32分。
受付番号は40番台。
よーっし!と意気込んだものの、なかなかモニターに自分の番号が出ないので
やや出鼻をくじかれる…。

流れは以下の通り。

7時32分 受付
8時05分 5階の有人受付
8時16分 10階へ移動
8時23分 採血終了。9階で待機指示。
9時28分 5階診察室前へ移動。
9時37分 診察終了
9時45分 助成金書類提出、受領してもらい終了

5階の受付が終わって採血によばれるまでの間に
助成金の書類を出しちゃえと思って4階の総合受付に行ったら
「今日は診察はありますか?
 診察中はカルテを取り出せないので、お会計が終わってからになります」
とのこと。
時間節約したかったのに叶わず…。

血液検査の結果も問題なく
今周期も頑張っていきましょう、ということでクロミッドを頂く。
次回は来週の金曜日!周期9日目!平日嬉しい!!!
「一応、点鼻薬忘れずに持ってきてください」とも。
それから、ここに書いたことはなかったのだけど
前周期でデュファストンを飲んでいた時、
身体に何か発疹のようなものが表れてしまったのだ。
それについて、医師に聞こう聞こうと思って忘れていたのを、今聞く(笑)
副作用ですかねぇ、って聞いたら
「そうですね、ありますよー」
と軽い感じで言われる。
「あまりにひどいようなら服用をやめるということにもなりますけど
 まぁ、その時にならないと、ですね」
確かに。
今、飲んでないしね。
まぁ、発疹の原因を特定したってことで、まぁ、よしとしよう。

今回は内診がなく診察だけだったからだいぶ早く終わったように感じた。
(スタートが早いからトータルの時間としては3時間近いが…)

今日はお会計はないので、さぁいよいよ助成金の手続きを!と思って
書類を持って総合受付へ行くも
「診察券だけお預かりして、
 カルテをご用意してからのご案内になりますので
 しばらくお待ちください。」
と、またも書類は受け取ってもらえず、ちょっぴり空振り…。
その後、受付ではなく会計の窓口の方からお呼びがかかって
ようやっと書類を受け取ってもらえた。

受診等証明書は1~2週間ほどで郵送されてくるそう。
それが発行されてから、書類作成代金も支払わないといけない。
振り込みか、窓口で、とのこと。

これにて本日終了。

デパートがオープンする前に終わったってことがなんだかすごいよ。
朝は辛いっちゃ辛いけど、
5時と5時30分起きでは大してしんどさは変わらないし
次回も同じくらいの時間に行こう!
平日ならもう少し早い受付番号になるかなぁ…。
二日連続早起きして、昼寝もできていないので
さすがに眠くなってきた。

今夜から明日にかけてはぐっすり眠れそうだ。

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本日は伊藤病院。
前回の反省を生かし、
KLCへ行くのと同様に7時ころに家を出てみた。
7時39分の受付となった。
8時から診察開始なので、それまではただじっと待つのみ。
診察だけでなく採血も8時からスタートなので
みんなぼんやり待っている。

KLCは採血は受付終了後、8時前から続々と始まるので
受付した後はものすごくせわしない感じがするのだが
伊藤病院では8時を過ぎてからが大騒ぎ。
「受付番号12番、12番の方―!!!」
採血の看護師さんが何度も怒鳴っている。
ちなみに、私は受付番号は90番台だったのだが
(上記の受付時間でそれかよ!ってところだが
 さすが6時30分から受付開始しているだけある…)
12番だと超早々と受付した割に採血の番になったら
その場にいないという謎の方もいらっしゃる…。
私が採血を終えた8時20分頃の段階でも
まだ採血の順番待ちモニターに「12番」って表示が出てたような気がする…。

KLC同様、採血の結果が出るまでに1時間程度かかるため
待合室で本を読みながら待つ。
これもまた、目的の異なる病院を比較するのはおかしい話だが
伊藤病院では、お友達同士らしいおばちゃんやおじちゃんがたくさんいるので
待合室はかなりザワザワして、和気あいあいとしていたりもする。
KLCのピーンと張りつめて静まり返った待合室とは大違いである。

先生の診察を終えたのは9時39分。
お会計や薬をもらって病院を出たのは9時50分。
まぁ、やっぱり2時間コースなんだね。

結果としては、薬の効果が出ているのか
TSHという甲状腺ホルモンの値は上がっていた。
それで、「妊娠をしやすくするにはもう少し薬を増やしましょう」とのこと。
これまではチラーヂンS錠25μgだったのだがチラーヂンS錠50μgに変更になった。
まだ25μgのが全部服用しきっていないのだが
それをどうするのか聞いてくるのをすっかり忘れてしまった。
しかし、「増やしましょう」と言われたからには明日から変えちゃえ。
ちなみに、薬は70錠も入っている。
一日1錠とは言え、2か月以上分である。
でも、次回来院は「2カ月後に来てね」と言われた。
考えてみれば、前回も「1か月後に来てね」なのに薬は42錠も渡された。
多めに処方する方針なのかね?

さて、明日はKLCである。

土曜日かー。
土曜日なー。
混んでるだろうなー。

と言う訳で、ますますの早起きを自分に課してみたいと思う。

KLCの入っているビル自体のオープンが6時50分(ネット情報)らしいので
それと同じくらいに着くようにしたいと思う。
あまりビルの外では並びたくないなぁ…と思って。
起床は5時予定。

今から寝ても8時間寝れない…。

今日早起きだった分、寝付きはいいはず。
おやすみなさい。

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今朝、なんとなく下着が気持ち悪いなぁ…と思い
「どうせオリモノでしょ」
と軽い気持ちでいたらトイレで思わず「おわっ」と声が出た。
赤茶色い出血が!
生理の始まりだった。

今日が一日目、ということで三日目にKLCへ行くことになるが
そうすると、木曜日・金曜日・土曜日…ってまた土曜日か!
土日はできれば避けたかったなぁ…。
台風でないだけましかもしれないけど、
むしろ「台風が来る前に!」みたいな人で混雑するのでは?と思うと
ちょっぴりうんざりしてしまう。
わかってはいたことだけれども、やっぱりKLCの最大のネックは待ち時間だなぁ…。

ちなみに。

明日は甲状腺のその後の様子を確認しに伊藤病院@表参道へ行く日でもある。

こっちも負けず劣らずの待ち時間。
前回は結構遅めの時間(といっても9時到着)に行ったけど
明日は気合入れて8時前到着を目指す!
例によって、寝付かれるかが心配だけど…。

ここ数日、ちょっとぼんやり過ごしていた。

判定が出た当日と翌日は変に張り切って家事をこなしていたのだけれど
それ以降はどうにもやる気が起きない。
気づけば頭は赤ちゃん絡みのことを考えている。
ちょうどこのタイミングで、
Facebookで知り合いが「生まれましたー」報告なんかを上げており
(しかも2件。それぞれは全くつながりのない2人)
心の中に羨望の思いのさざ波を立てられている。

夫は夫で色々思う所があるかもしれないのだが
不妊治療絡みではあまり口に出して愚痴ったりしない。
多分、私の方が大変なんだから俺が愚痴ったりしてはいけない…位に
思っているのかもしれない。
それは確かにすばらしいことで、大変ありがたい。

私なんかは
「待ち時間嫌だなぁ」とか
「また注射だよ。何リットル抜かれるのかなぁ」とか
ちょっとした愚痴がちょいちょい零れ落ちてしまう。
それを聞いて、夫は「そんなこと言うなよ」ってたしなめたりするのだけど
その反応が結構過剰に感じて、こっちがびっくりする。
立ったり座ったりするときに、つい「よいしょ」と口をついて出てしまうかのように
「嫌だなぁ」とかは何の気なしに発している言葉であって
本当に、心の底から嫌で嫌でたまらなかったら「嫌だなぁ」では済まないと思う。
そうだったらとっくに通院はやめている。
だから「嫌だなぁ」に対して、正論の「そんなこと言うなよ」で返されるより
まずは「待ち時間長いのは嫌だよねぇ」みたいな軽い共感がほしい所だったりする。

不妊治療に限った話ではないけれど
女友達と、男友達(彼氏・夫と置き換えてもよいが)と、
それぞれ同じ内容を話したとしても
女友達は大体こちらが期待している通りの反応を示してくれて
男友達のそれは「え?そういうこと言う?」みたいな反応だったりすることがままある。
誰しも感じたことのある違和感なんだろうな。
男女間に確実に存在するズレ。
きっと一生なくなることはないので、それを想定して相手と話すことで
違和感を極力小さくしていくしか円満な道はなさそうだ。

とは言え、何がいいって、
私がいちいち無意識的にでも愚痴らなきゃいいって話なんだけどね(汗)
でもやっぱり待つのは疲れるって―…(エンドレス)

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判定日の朝、お天気大荒れ。

夫とともに睡眠不足気味でノロノロと支度。
とは言っても5時30分起きなので7時前後には自宅を出られた。
お天気もまださほど荒れていなかったので
電車も大きな遅れもなく本当に助かった。

結論から言うと、今回は「残念でした」という結果。

7時36分 受付 10階の検査センターへ移動
7時51分 採血終了 9階で待つように指示
 
      その間、月をまたいだので4階受付にて保険証確認。
8時48分 5階診察室前へ移動
9時05分 診察終了
9時23分 会計終了

内診はないので、いつもよりも短め。
2時間弱かかってはいるけど、短く感じてしまうマジック…。

さておき。

今回、また初めての男性医師からの説明。
例によって早口でサーッと話されるので若干うろ覚え…(汗)

採血の結果、βーHCGの値が0ということで妊娠はしていない。
今回移植した卵はグレードは2ということでそんなに悪くはなかった。
今回は分割胚を戻したが、それがうまく育たなかった。
次回は胚盤胞まで育てて移植したいと思う。
採卵した同じ周期には移植はしない。
(うまく行かない可能性が高いのでとか言ってたか?)
胚盤胞まで育て凍結し、その次の周期に移植をする。
ということで、次回都合のいい生理3日目に来てください、とのこと。

隣で聞いていた夫は「???」だったのではないか、と思う。
私も事前に色々ブログとか見てなければ「胚盤胞」という言葉は知らなかったし…。
病院側としても
「KLCを選んで来てる位だからある程度は勉強してきてるでしょ」
っていう前提なんだろうなぁ。
まぁ、ストークラウンジも用意してあるし
「勉強していて当然」
なのかもしれないけど…。

とにかく、そんな訳で、体外受精へステップアップした今回。
次回はさらなるステップアップということになった。

当然、ショックではあるけれども、
先日ブログでも書いたようにテンションは下降していたので
そんなにズドーンと落ち込むほどではない。

しかし、
うかうかしていると悪いことを考えてしまうので
無心になれることに、無意識的に取り組んでいた私。

例えば、マグカップの茶渋を落としたり
スプーンを磨いたり
フローリングを磨いたり
電子レンジの中を掃除したり。
我ながらわかりやすいなぁ、と思うw
それと、口をついて出た鼻歌が
SMAPの「世界にひとつだけの花」だったりするのもわかりやすいw
何で私は妊娠できないんだ、とか考えて
他人と比べて自分を貶めたり落ち込んだりするのを
心が自動的にその歌をチョイスしたのかもしれない。

ちなみに本日のお会計は7000円であった。
今日、さっそく、その請求書兼領収書をコピーして
不妊治療の助成金申請の手続きを進めた。
生理が来るまであと数日だけど、
それまでに新宿に行く機会があれば、その書類だけ提出してしまおう。

なるべく早くお金をもらって、
今後の治療費に充当できるようにしなくては。

うむ。

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夏休みの宿題は、早めに終わらせておくタイプだった。
それでも、
「あ、これ、よくわかんなーい」
っていう問題にぶつかると、
「ひとまず、横に置いておこう…」
っていうタイプでもある。

そろそろ、考えないとなーっていうアレ。

不妊治療の助成金の手続き!

もらえるものはもらわないと。
面倒だけど、やらねば。
東京都福祉保健局のHPを見ても、
パッと見ですぐ理解できる脳みそを持ち合わせていないので
概要の書かれたPDFデータをプリントアウト。

ビバ紙媒体。

その概要と併せて病院からもらった手続きについて書かれた紙を見つつ
必要な書類を確認していく。

1自分で記入する申請書
2病院に記入してもらう受診等証明書
3住民票
4戸籍謄本
5所得証明書
6領収書のコピー

これが最終的に東京都へ送付する書類。

2の受診等証明書を書いてもらうのに、KLCへその他必要書類を持参する必要がある。
その必要書類が以下。

1各自治体発行の医療機関記入用紙
2上記のコピーに氏名・生年月日を記したもの。
3請求書コピー
4上記請求の領収書コピー
5妊娠判定日の請求書兼領収書のコピー
6採卵消耗品費用の領収書のコピー
7うちの住所宛名を記入した宅急便の伝票
8医療機関記入用紙の作成お申込みチェックリスト

7と8は病院に用意があるとのこと。

いやー。
煩雑。

自分ひとりでやるのには心配だから…と思い、
夫に「一緒にやってね」と言ったら
「もちろん、一緒にやろう!」
と言ってくれたけど、今のところ、確定申告書の書類を出してくれただけで
私が印刷した概要へ積極的に目を通そうという姿勢は見受けられない…。
ちなみに、夫は夏休みの宿題はギリギリになってやるタイプだから
致し方ない…。

最終的に今年度中に申請できれば問題はないのだけれど
やっぱりギリギリになってバタバタ慌てたくないので
「早すぎるのでは」
って言われるくらいの勢いでやっていこうと思う。

まぁ、明日の結果次第でやる気が出るか出ないか…というのはあると思うが…。

いよいよ、明日は判定日。

ひとまず、台風。
電車がちゃんと動いてくれていますように…!

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昨日から胸が張っている。

前回の周期の時にも胸が張ったが、
日付を調べたら、周期が今回と同じ日だった。
いつもの生理前と違うかも?
なんて期待をしていたけれども
何てことはない。
いつもの生理前と同じように胸が張っているのだった。

それがわかった途端、テンションは下がり気味。

体温は高温を保ってはいるけれども
それも生理前には徐々に下がってくる…ということを
これまでに何回も経験しているし…。

台風の中、病院まで行って「残念でした」は虚しいなぁ…。

ところで、今日、夫が録画していたテレビ番組を見ていたのだが、
私は夕食の支度をしながら、ちら見していた。
でも耳はしっかり聞いていた。
そのテレビは「プロフェッショナル 仕事の流儀」というNHKで放送されているもの。
毎回ある”プロフェッショナル”に密着したドキュメンタリーだ。
今回、録画されていたのは、川鰭市郎(カワバタイチロウ)さんという産婦人科医。
http://www.nhk.or.jp/professional/2014/0623/

以前、放送されていたものの再放送で
一度、途中まで見かけていたものの、
ちょっとその時の私には刺激が強くて夫が途中で消してしまい、
最後まで見ていなかった。
そうこうしているうちにHDDが壊れたりして、そのままになっていた。
それが先日、たまたま再放送。

その川鰭さんの元には
ほかの病院では難しいとされた症例の妊婦さんたちがやってくる。
最先端の医療をもってしても困難な分娩。
昔だったら流産・死産に終わっていたであろう赤ちゃんたちが
小さいながらも、この世に生を受ける様子に涙が止まらない。

そんな中こんなニュース。

「赤ちゃんポスト」に遺体 女を逮捕
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141004/k10015115891000.html

詳しいことはこれから明らかになるのかどうかわからないけど
この記事からわかることは
「自宅で出産して、その後、赤ちゃんは亡くなった」ということ。

先のテレビの中では、当然、生まれることができなかった命もある。
生まれたくても生まれることができなかった、
産みたくても産むことができなかった、
助けたくても助けられなかった、
そんな人たちもいるのに。
病院に何回も何日も入院して、色々な手術をして、
ようやっと出産した、というそんな人たちもいるのに。

よく不妊治療をしている人が陥りがちな思考に
「私がこんなネガティブだからいけないんだ」というような
自分自身のメンタルを責める傾向があるように思うが(自分も然り)
それではどうして「赤ちゃんポスト」が必要な世の中なのか。
どうして中絶手術を受ける必要のある人がいるのか。
赤ちゃんを授かった人は、みんな明るくて朗らかで一点の曇りもないのか。

そんな訳ないだろう。

どんな心を持っていても、
妊娠する時はするし、しない時はしない。
安産だったり、難産だったり、色々だ。

この世界は、残酷だったり、理不尽だったりするもの。

わかってはいるけれども、
その理不尽さに腹を立てずにはいられない。
だれも彼も、進んで不幸になろうとしている訳じゃないのに。
自分の虚しさを、
赤ちゃんの遺体を赤ちゃんポストに入れてしまった女性にぶつけても
致し方ないことなんだと、わかってはいるんだけども、
どうしても、嫌な気持ちにはなってしまうのだった。

判定日まであと2日。

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自己紹介:
1979年(昭和54年)生まれ
B型
東京都
家族:夫(4つ上)
仕事:なし・たまに家業手伝い
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